相続通信 相続通信2020年12月号
HOME >相続通信

家族に問題事を残さない相続にするために

「万が一」が起こってから相続のことを考え始めたのでは遅すぎます。

相続が発生してから打てる手立ては、ごくわずかです。

想定していなかった相続トラブルが起こったり、相続税の納税に四苦八苦することにもなりかねません。

「相続の話なんて縁起悪い」「相続の話なんて、まだまだ先の事」なんて言っていても、人間はいつどうなるかわかりません。相続のことを考えるのに、早すぎるなんてことはありません。

節税対策だけでなく、余裕を持った納税資金の準備や、相続人争いの防止策なども大変重要です。

元気なうちから財産や相続人のことをキッチリと把握し、いつか必ずやってくる相続に備えておくことが、何よりも重要なのです。

1.財産を把握するためのコミュニケーション

 親は滅多に子供に自分の財産を教えません。 これが問題を引き起こす大きな要因になります。

 日頃からコミュニケーションを図り、財産の話をできるような関係を築くことが大切です。

「相続のこと、考えてる?」「兄弟が多いから、財産を分けるのも大変かもね。」「相続税を払わなきゃいけない時、お金があるのかな?」など、いろいろと話しをしてみましょう。

相続の準備をする上でのきっかけやヒントが、必ず出てくるはずです。 

2.財産や借金を書き出してみる

 自分の財産や借金を、ノートなどに書き出してみましょう。

 どこの銀行に、どれだけの預金があるのか?

 どこに、どれだけの土地や家屋があるのか?

 どこの生命保険会社に、どんな内容の、どれだけの金額の契約があるのか?

 株や投資信託をやっているのか? 会員権などを持っているのか?
 どこの銀行に、どこの誰に、どれだけの借金があるのか?

書き出すことによって自分自身だけではなく、相続人である家族も把握でき、もめ事に発展しそうな気配があれば事前に対策を打つことができるようになります。

3.財産や問題事が把握できたら、対策を講じる

 財産を把握し、起こりうるであろう問題事を把握したら、適切な対策を講じましょう。

 相続税の試算、事前にできる節税対策、納税資金の確保、相続争いを極力抑える「遺言書」など、問題事を残さないようにすることが、一番の家族への思いやりであると考えます。

 相続のことは、さくら中央会計に何でもご相談ください!!

お問い合わせ